原発事故が発生してから、日本のエネルギー政策問題が混乱しています。
このブログを書いている時点ではついに、日本にある原発が全期停止した状態になり、
この夏の電力不足が問題であると、連日のようにニュースで流れていますね。

実際のところはどうなのかわかりませんが、
夏のピーク時のためだけに原子力発電を続けるというのは
総合的に見て愚かな判断であると私は思っています。

だからと言って火力発電は日本のお金が世界に流れていくので、
国力低下につながるうんぬんというのが、
原発推進派の方々の意見なのだそうですが、
国家のエネルギー政策を、そういった短絡的な経済面でだけで見て
良いものなのでしょうか？
未来永劫管理し続けなければならない、核廃棄物は1wも発電しませんが、
それを今後数万年管理していく費用を考えれば・・・
最終的にどちらがコスト高になるのかは、小学生でもわかると思います。

それは、ともかく原発村と利権関係者が原発を動かさないと停電にするぞ！
と脅している日本は放置状態で、世界では風力発電の発電容量が急増しています。

世界風力エネルギー協会の発表によると
2011年に新規導入された風力発電の設備容量は4100万キロワット。
全世界総容量で2億3800万キロワット超になったそうです。

特に、中国やインドでの需要増が多いようですね。
他にも、ブラジルやメキシコといった市場でも風力発電が増えているそうです。
新興国では、これからどんどんとエネルギー需要が増えていきます。
日本ではこれからどんどんと人口が減少していきますので、
最終的には原発なんぞ必要なくなると思いますが、
新興国では火力や原子力に頼らないエコロジーな発電の利用が増えているということですね。

風力は騒音が！と言いますが、それが原子力推進の言い訳にはならないでしょう。
3度も被曝した日本こそ、自然エネルギーの活用に全力を挙げるべきだと思うのですが
どうなのでしょうか。

数兆円規模でお金が動く原子力村等が存在する限り、
分かりやすい正義は行われず、このままなし崩し的に原子力を続けるという未来が
待ち受けていそうですが・・・